子供が2歳だった時に、子供をハワイの緊急病院へ連れて行きました。
理由は、アレルギー症状。
夕飯の支度をしていた時に、子供が卵を割って運悪く、生卵を頭からかぶってしまいました。
卵アレルギーは持っていなかったので、「何やってんの〜」と笑っていたのですが、次第に、生卵がかかった部分と触った部分が赤く腫れ始めました。
この記事では、私の子供が、ハワイで緊急病院にかかった時の費用や、治療にどのくらい時間がかかったか、どんな手順で治療が進んでいったのか、実体験を踏まえてお伝えしています。
また、子供が起こした生卵アレルギーの症状や、その後の経過や気をつけていることを書いています。
生卵アレルギーの症状
子供が生卵アレルギーと気が付いたのは、生卵を頭から被ってアレルギー症状が出たからです。
もう、病院に着くまでは生きた心地がしませんでした。
まず生卵を触っていた手と、被った頭と顔、腕、足が赤く腫れてきました。
そして痒みが出てきたようで腕やお腹をかいたりしていました。
私自身、甲殻類アレルギーを持っているのですぐにアレルギー反応だと分かりました。
とりあえず卵を流さないとと思い、シャワーを浴びさせました。
とにかく良く洗い流して、生卵を落とし、しばらく様子を見ようと思っていたのですが、子供の目を見てギョッとしました。
白目がゼリー状になっていたのです。
手に生卵がついていたのに目をこすってしまったのかもしれません。。。
もうこれは病院に行かないとと、かかりつけ医に電話をしたのですが、診療時間が過ぎてしまったので誰も出ない…。
そこでワイキキから15分ほどのところにある緊急病院へ行くことにしました。
生卵アレルギーでハワイの緊急病院へ
住所:1319 Punahou Street Honolulu, HI 96826
電話:808-983-6000
ハワイの医療はどうなんだろう(遅れてないかな)…と心配でしたが、カピオラニ・メディカルセンターは最新設備とプロフェッショナルな先生方が集結したスゴイ病院でした。
日本にいたとき通っていた、小児科と比べられないほどキレイで対応が良かったです。
一応、事前に電話をかけたのですが「そのまま来て受付でチェックインしてください」と案内を受けました。
車は緊急病棟の隣にある立体駐車場に停めます。
受付に行って、子供の病状を説明しました。
受付には日本語を話せる人はいなかったですが、恐らく電話で通訳を入れることができると思います。
診察を受ける際の注意事項などが書かれた用紙を渡されて、住所やサインをしました。
先生に呼ばれてまず、体重と身長を測りました。
そして、何が起きたのか聞かれたので先生に説明します。
先生は子供が退屈しないようにあやしながら診察してくれました。
注意深く子供のアレルギー症状の出ている部分を見てくれます。
「アレルギー症状を抑える薬を飲んで少し様子を見ましょう」
そう言われて、緊急治療室(Emergency Room)に案内されました。
先ほど見てくれた先生とは別の先生(薬剤師)が来て、シロップの薬を子供に飲ませました。
薬を飲んで10分もしないうちに、子供はいつも通り元気になりました。
残り50分、大人しくベッドの上で横にしてもらいたかったのですが、はじめての場所に興奮していてベッドの下に隠れようとしたり、ベッドの上で飛び跳ねようとしたりと大変でした。
そして部屋が物凄く寒かったです。
病院へ行く時、とっさに子供の上着は持って出たのですが自分のを忘れてしまい、肌が凍るかと思いました。
上着は持って行くことをオススメします!
1時間過ぎたころに女性の先生が様子を見にやってきました。
「もう大丈夫そうです」と伝えると、はじめに診察した先生を読んでくるから待っててと言われてもう10分ほど待ちます。
やっと最初の先生が来て最後の診察をして、
「薬に眠たくなる成分が入っているから、夕飯を食べる前に寝てしまうかもしれない。
その場合は、そのまま寝かせてしまって構わないからね。
もし眠らなかったら機嫌が悪くなるかもしれないよ。」と言われて終了です。
最後に受付で駐車券のバリデーションをしてもらい、帰宅しました。
後日
診察をしていただいた先生から1週間後にかかりつけ医にアポイントを取って、受診するように言われました。
言われた通り、予約を取って受診したのですが、アレルギーテストなど特にすることもなく10分くらいで返されました。
事の経緯を先生に話したのですが、「生卵アレルギーで間違いないね」とだけ言われました。
生卵アレルギーの子供に気を付けていること
ハワイに住んでいると卵を生で食べることはありません。
日本の卵と違って卵がサルモネラ菌に感染している確率が高いから、必ず火を通して食べています。
なので調理している時以外は気を付けなくてもいい、と気楽にしていたのですがあることに気が付きました。
半熟の卵です。
エッグベネディクトとか危険なんです。
触っただけでアレルギー反応が起きているので、恐らく食べてしまったら喉が腫れてしまい呼吸が上手くできなくなってしまいます。
それだけは避けたいので、生卵アレルギー持ちの子供の食べるものには十分に注意しています。
生卵を触ると蕁麻疹が出てしまう子供のまとめ
生卵を触るだけで蕁麻疹がでてしまう私の子供の症状や、ハワイの緊急病院を受診したときの様子などをレポートさせていただきました。
卵が食べられても、生卵アレルギーになってしまうなんて知らなかったので症状が出てしまったときは本当に驚きました。
白目がゼリーみたいになった時は頭の中がパニックで夫になんて報告したのか覚えていません。
今回、子供がお世話になった小児科のある緊急病院(カピオラニ・メディカルセンター)は全米でもトップクラスの病院です。
先生たちの対応や、設備はとてもすごかったですよ。
緊急病棟を利用したので請求書が目も当てられないほどの額でしたが…。
いくら請求されたのかはこちらの記事に書いてありますので、良かったら読んでみてくださいね。
実際は加入している保険会社がその額の何十%を払ってくれるのでもう少し安いですが、それでも衝撃的な値段でした。
後日、正式に生卵アレルギーであると担当医に伝えられて、あれから一切、生卵を触らせていません。
触らせないことにも気を付けていますが、半熟の卵にも気を付けています。
食べる前にアレルギーであることを知れて本当に良かったと思いました。
食べていたらと考えると血の気が引きます。
うちの子供のように、卵アレルギーがなくても、生卵アレルギーである可能性は十分にあり得ることです。
はじめて生卵、または半熟の卵を食べさせるときは十分に注意してくださいね。
コメント