ハワイのホテルに泊まると「予想外の出費」があります。
それがリゾートフィーです。
ホテルによって料金がちがうのですが、1泊につきおよそ10~40ドルを請求されます。
リゾートフィーに含まれる内容は各ホテルによりますが、たいていプールやジムなどを自由に利用できる権利や、Wi-Fiやアメリカ国内の通話が無料になるサービスが付いてきます。
「プールもジムも行かないし、Wi-Fiも電話もしないからリゾートフィーいらない!」
と拒否することはできるのか気になりますよね。
結論からお伝えしますと、リゾートフィーは拒否できません。
なぜできないのか、拒否するとどうなるのか、そもそもリゾートフィーとは何なのかも説明させていただいております。
またリゾートフィー以外にかかる税金もありますので、ホテルの予約をする際に参考にしてくださいね。
リゾートフィーは拒否できるの?
冒頭でもお話しましたが、リゾートフィーは基本拒否できません。
ホテルのフロントの方にチラッと聞いたことがあるのですが、ホテルのシステムにリゾートフィーが組み込まれているためフロントでの対応が難しく、マネージャーの対応が必要になるそうです。
なぜリゾートフィーを導入したのかまでは分からないと言っていました。
私の意見ですが、恐らくリゾートフィーを導入することで宿泊料を安く見せて「お得感」を出すための演出なのではと考えています。
また過去にリゾートフィーを拒否してきた人はいないか聞いてみたところ、1人だけど対応したことがあると言っていました。
あまりにも自分勝手な理由で悪質だったため、対応できないのでリゾートフィーを請求しないホテルに宿泊したらどうか提案したみたいです。
(結局、リゾートフィーを支払ってそこに宿泊したようです。)
ホテル側にもルームキーを渡さないという権限があるようで、あまりにも悪質だと宿泊を遠慮してもらう選択があるみたいですね。
ちなみ次のような場合はリゾートフィーを請求しない場合があるそうです。
・リゾートフィーの特典に書かれているサービスがホテル側の過失が原因で受けられないとき
☞例えばプールやジムが工事中で利用できなかったり、ネットが繋がらなかったりした場合
・予約する際に、リゾートフィーの特典内容が詳細に書かれていないとき
☞ほとんどのホテルはホームページにリゾートフィーの内容が書かれていますので、予約するときは確認をしてみてくださいね。
・ホテルのロイヤリティメンバーの場合
☞ロイヤリティメンバーだと年会費に同様のサービスが含まれていることがありますので予約前にご確認されることをおすすめします。
・弁護士を雇って、ホテル相手に訴訟を起こして裁判に勝ったとき
☞勝つも負けるも弁護士次第なのでオススメできない方法です。
そもそもリゾートフィーとは?
リゾートフィーとは宿泊費や消費税、ホテル利用税以外にかかる料金です。
どこのホテルも一律ではなくて、ホテルごとに独自に料金設定をしています。
だいたいプールやジム、Wi-Fiの利用、ビーチタオルの貸し出し、公共エリアの利用などのサービスが含まれています。
中にはGoProの無料貸し出しやホテルの駐車場が無料になったり、滞在中トロリーに無料で乗れたり、朝食が付いたりします。
一般的に知られている名前は「リゾートフィー」ですが、ホテルによって名称が変わります。
例えばリゾートチャージ、アメニティフィー、ホスピタリティフィーなどです。
ハワイのホテルに泊まると税金とリゾートフィーがかかる
ハワイのホテルに泊まるとGE TAXと呼ばれる消費税とTATと呼ばれるホテル利用税がかかります。
ホテルによってリゾートフィーが追加で加算されます。
また州税法が2019年7月1日に変わり、今までリゾートフィーだけでしたが、リゾートフィーにも消費税とホテル税が課税されることになりました。
ちなみにリゾートフィーは1泊1室ごとにかかります。
例えばリゾートフィーが$30のホテルに3泊宿泊するとなると、宿泊費以外に$104.50必要です。
内訳は次のようになります。
【内訳】
$30 × 3(泊) + 4.712%(GE TAX/消費税) + 10.25%(TAT/ホテル税) ≒ $104.50
ホテルの料金比較サイトでたまに宿泊費のみ掲載して安く見せて、現地でリゾートフィーが徴収されるケースもありますので予約前にリゾートフィーを確認されることをお勧めします。
また、パッケージツアーなどで旅行を予約された場合は、ツアー料金にリゾートフィーも含まれていることがほとんどです。
けれどもたまに含まれておらず、チェックアウト時に徴収されることもありますので、旅行を申し込む前に必ず確認をしてくださいね。
まとめ
リゾートフィーは1泊ごとにかかるものなので、知らないでホテルを利用すると思いがけない出費となります。
リゾートフィーが$30のところに3泊すると、リゾートフィーだけで大人3人でランチができるくらいの値段になります。
リゾートフィーの拒否についてですが、ホテルのサービス内容に含まれているため、サービスを利用しなくても支払いを拒否することはできません。
ホテルのマネージャーと英語にはなりますが、交渉してみることは可能です。
ただ、ホテル側に過失がない限り「Wi-Fiは使わないから」など個人的な理由ですと要求が通るかは難しいです。
主要ホテルのリゾートフィーや特典についてまとめた記事や、リゾートフィーがかからないホテル情報の関連記事も書きました。
ホテルを選ぶ際の参考にしてくださいね。
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